テクニカル資料(2003/01/18)

■■メインキーオフにてウインカー・ハザードを動作させない改造■■

初期ロット車はメインキースイッチの位置に関係なく
ウインカー・ハザードスイッチが動作します。
(4WayParkingLampのEU-ホモロゲーションによる仕様)

この車をキースイッチオフにてウインカー・ハザードが動作しないように
改造する方法を資料として提供させて頂きます。


 重 要 
この資料は整備作業に熟練した方を対象としています。
弊社はこのマニュアルの通りに作業した過程及び、
結果に生じた
一切の怪我、トラブルの等の責任を
負いません。

内容を熟読し、理解後に自己責任にて作業して下さい。


予備知識
出荷状態でのウインカーの配線は
"バッテリー>ウインカーリレー>ハンドルスイッチ>各ウインカーランプ" となっています

これを
"バッテリー>メインキースイッチ>ウインカーリレー>ハンドルスイッチ>各ウインカーランプ"
 と改造します。

配線色の説明
:バッテリー常時電源(常時+12Vが供給されているライン)
 茶 :キーオン電源(キースイッチONにてバッテリーから+12Vが供給されるライン)
/
:ハンドルスイッチのウインカー電圧入力線

@作業準備

 警告
ショート事故を防ぐために必ず
作業前にバッテリー端子のマイナス側を外してください

・ヘッドライトを取り外します
 ネジ6本を外すと手前に外れます

Aウインカーリレーの位置確認

指差の黒の四角箱がウインカーリレーです
Bカプラーの取り外し

ウインカーリレーに接続されている
 2極カプラーを下に引き抜きます

 注意
この際にカプラー本体(白)を持ってください。
配線を直接引くと配線が破損する可能性があります
Cリレーカプラー側配線の加工

・テーピングを剥がします

・赤色の配線カプラーから15cm程度の場所でカット。
  長さ2cm程度皮膜を剥きます

・車体側の残った配線を絶縁テーピングします

 警告
残った配線は確実に絶縁してください
怠るとショートし、車両火災の恐れがあります
Dメインキーカプラーの取り外し

メインキースイッチに接続されているカプラーを外します

メインハーネス(車体)側の茶色線がKeyOn電源(※)です


(※)KeyOn電源:
 メインキースイッチオンでバッテリーから
 +12Vが供給されるライン
E車体側ハーネスの準備加工

カッターナイフ等を使用して茶色配線の
 皮膜を剥きます

万が一配線を切断(二断)してしまっても切断線の
 両側を次項のハンダ付作業で溶着すれば
 問題ありません、

皮膜を剥く作業に自信の無い方は切断して
 しまったほうが、楽に作業できるかもしれません


皮膜を剥き、この状態に加工します
F結線とハンダ付け作業

リレー側(赤)と車体側(茶)を結線し、
 その上から半田付します
G絶縁テーピング

半田付けした個所を絶縁テープを利用し
テーピングします。
H各カプラーの復帰

リレーとメインキースイッチの各カプラーを
 元どうり接続し完成です
I番外編

半田付けが出来ない方は
画像のような結線器具を利用すると
比較的楽に作業可能です。