NKT−R3簡易マニュアル
NKT-R3(JA/JB) をお買い上げ頂きありがとうございます。
NKT-R3(JB)モデルは海外市場をターゲットに製作されているものです。
日本国内で送信目的に使用すると違法行為となる場合がありますので
ご使用や所持には十分ご注意ください。
最下段に指定無線設備についての告知がありますので必ずお読みください。
なお、本解説内容については当社は責任を負うものではございません。
基本的な操作 |
|
電源 | 本体横のオレンジ色ボタンを長押しすると電源の入切りが可能です |
ダイヤルを回す | 本体上部右側の【ダイヤル】を引き上げるとロックが解除されます。 調整しない時は押し下げて元に戻します。 |
ボリューム調整 | 【VOL】キーを押し【ダイヤル】で調整します。 【VOL】キーを再度押すと調整を完了します。 |
周波数調整 | 【ダイヤル】を上に引き上げ後、左右に回します。 ※【F】キーを押してから回すと1MHz単位で調整ができます。 |
VFO/メモリー切替 | 【V/M】キーを押すと交互に切替わります |
出力切替え | 【TXPO】キーを押すと出力が HI(約1.6〜2W) / LOW(約0.5〜1W) に切替わります |
周波数ステップ切替 | 【TXPO】キーを長押しすると 5/6.25KHzに交互に切替わります。 |
モニター | 【MONI】キー(本体横)を押している間、スケルチが解放されます。 |
キーロック | 【SCAN】キーを長押しすると ”LAMP/モニター/PTT/電源以外のキー” が無効/有効になります |
リセット | 【MODE】キーを押しながら電源を入れると工場出荷状態に戻ります |
その他 |
|
ピー音送出 | PTT送信時に【MONI】キー(本体横)を押すと "ピー音" が送出されます。 ※一部の海外でレピーターを起動させる音です。日本では使いません。 |
懐中電灯機能 | 【LAMP】キーを押す毎に本体上部の白色LEDが点灯/消灯します。 電源オフ時は長押しで点灯します。 |
スキャン | 【SCAN】キーを押すとスキャンを開始/終了します。 範囲設定ができないためVFOモードでは無用です。 特定目的のメモリー時には有益かと思われます。 |
アラーム | 【ALARM】キーを押すと "メモリー000" に設定された周波数でアラーム音を送信します。 PTTを押すとアラームが解除されます |
ラジオ機能 | 【RADIO】を押すと76-101MHzのFMラジオを聴取できます。 |
ローバッテリー表示 | バッテリー電圧が約3.4V以下になるとアイコンが点灯し10秒毎に警告音が鳴ります。 アラームが鳴ったら速やかにバッテリーを充電するか交換してください。 3.3V以下になると "LOWBAT" 表示が出て電源が切れます。 |
セットモード |
|
01:DW | デュアルワッチ機能 : OFF/ON |
VFOでセットされた周波数と 指定したメモリー周波数を0.5秒毎に交互にスキャンします。 スケルチが開くと停止します。閉じると約12秒後に再スタートします。 |
|
02:RX−CODE | 受信時のトーン(CTCSS)周波数/DCS番号をセットします。 |
03:TX−CODE | 送信時のトーン(CTCSS)周波数/DCS番号をセットします。 |
04:SQL | スケルチ機能: 0(解放)〜9まで |
05:BCLO | ビジーチャンネルロックアウト: OFF/ON |
相手が話している間(スケルチが開いている状態)は送信が禁止されます。 | |
06:LIGHT | バックライト連続点灯: OFF/ON |
ONにするとバックライトが連続で点灯します。 常時オフには設定できません。 |
|
07:SAVE | バッテリーセーブ:OFF/ON |
ONにすると受信時のバッテリー消費を抑えます。 受信や操作をすると自動解除になります。 10秒間受信も操作もしないと自動的にセーブモードに復帰します。 |
|
08:K−TONE | キー操作音:OFF/ON |
操作時のビープ音をオンオフします。 | |
09:APO | オートパワーオフ: OFF/ON |
ONにすると最後の操作時から30分後に自動的に電源が切れます。 | |
10:TOT | タイムアウトタイマー : OFF/30/60/90/120/150/180(秒) |
OFF以外の数値を指定すると、指定秒数以上の連続送信が禁止されます。 | |
11:VOX | VOX(自動送信)機能 : OFF/1-9(感度レベル) |
OFF以外の数値を指定すると、 指定した感度以上の音量でマイクに向かって話すと自動的に送信されます。 |
|
12:POWER | 送信出力 : HIGH(約2W) / LOW(約1W) |
13:HLF-DEV | ハーフデビィエーション : OFF/ON |
変調率を下げます。一般アマチュアバンドではオフにしてください。 特小機などのナローステップ機を相手にするときに使用します。 |
|
14:SHIFT | レピーターシフト方向: 0 / −/ + |
0(ゼロ)を指定するとシフトしません。 | |
15:OFFSET | レピーターシフト: 0-69.995MHz |
シフト幅を周波数で指定します。 | |
15:DISP | メモリーディスプレィ: FREQ / CH |
メモリーモード時の表示を ”周波数 / チャンネル番号” のいずれかに指定します。 |
メモリーの書込方法 |
1:VFOモードで目的の周波数を表示させます。 2:送信出力/トーン or DCS/レピーターシフト,オフセットをセットします。 3:【V/M】キーを2秒以上押します。 4:LCD上部のメモリー番号表示が000-099の間で点滅します。 5:【ダイヤル】で書き込みたいメモリー番号を指定します。 6:【V/M】キーを押せば書き込み完了です。 |
※WindowsXP対応のメモリー書き込みソフト&RS232Cケーブルの |
NKT-R3(JA/JB)の基本機能 |
||
生産国 |
中国 | |
送受信範囲 |
430-440MHz(JA) | アマチュアバンド帯域適合モデル |
400-470MHz(JB) | 使用する国の法規を守ってご利用ください | |
周波数ステップ切替 |
5/6.25kHz | |
デビエーション |
12.5/25KHz | ハーフ/フル |
出力 |
HI(約1.6〜2W)/LOW(約0.5〜1W) | 433.00MHz時の当社実測値では HI:1.6W/LOW:1W 個体差や周波数によって出力は上下します)※周波数レンジが広いための仕様です |
メモリー |
99ch+1(ALARM) | メモリーモード時、 周波数表示とチャンネル番号表示の切替可。 |
本体重量 | 114g | バッテリー、アンテナ含む |
本体寸法 | 84x48x23 | アンテナ、ダイヤルノブ含まず |
本体充電電圧 |
DC5V | ACアダプターは試供品(100-240V) |
バッテリー | リチウムイオン 1100mA/H | NP-60互換 |
外部電源端子 |
あり | DC5V/500mA入力/同梱ケーブルにてUSBからでもOK |
待機電流 | 0.4mA | 白色LED-LAMP点灯時16mA |
受信時電流A | 25mA | SAVE機能オン |
受信時電流B | 75〜310mA | 無信号時〜最大音量時 |
送信時電流 |
1.06A/1.64A | LOW(1W)/HI(1.6W) |
※消費電流は当社実測値です。バックライトを点灯させると 各モード共に約50mA増加します。 |
||
スケルチ調整 |
0(開放)〜9 |
|
トーンスケルチ/DCS |
RX/TX独立して設定可 |
トーンスケルチ(CTCSS)/DCS(デジタルコードスケルチ) |
アンテナコネクター |
SMA |
国内一般機種で使われているものと同一 |
VOX機能 |
OFF/1〜9 |
レベル調整可 |
その他 |
受信バッテリーセーブ |
オン/オフ |
オートパワーオフ |
OFF/30分 | |
タイムアウトタイマー |
OFF/30/60/90/120/150/180秒 | |
操作音オン/オフ |
オン/オフ | |
レピーターシフト有り |
オフ/プラス/マイナス可 | |
マイク端子 |
2.5mm4p(3.5mm4p変換ケーブル近日発売予定) | |
メモリー管理PCソフト有り |
専用ケーブルと一緒にオプション | |
懐中電灯機能 |
白色LED(電源オフの時も単独使用OK) | |
キーロック |
オン/オフ |
よくある質問 |
|
Q1 | Sメーターは無いのですか? →残念ながらありません。本音を言うとモノバンドハンディにSメーターは不要だと思います。 |
Q2 | アラーム機能って何? →緊急時に一斉同報するためのものですが、日本では特に使い道はないでしょう。 |
Q3 | キー操作音がうるさいんだけど →モードメニュー "08" でオンオフ可能です。 |
Q4 | マイク端子が小さいようですが →中国製無線機では 2.5mmが一般的なのですが日本ではあまり見かけません。 弊社で用意している純正マイクをご利用ください。 |
Q5 | 送信出力をもっと絞りたいのですが →できません。調整ボリュームの類は基板上にありません。 |
Q6 | 日本国内で正規に局免を申請したいのですが →NKT-R3(JA)は TX:430-440MHz の範囲で制限を掛けてあります。 TSSに申請すれば保証認定制度により正規に免許されるはずです (申請用のブロック図と販売証明書は別途300円にて販売)。 |
Q7 | NKT-R3(JB)は局免取れませんか? →UHF帯のオフバンドが送信できる機器ではTSSの保証認定が下りません。 |
Q8 | JBモデルを購入後にJA仕様への改造は可能ですか? →現時点では確約いたしませんが、改造サービスを開始予定です。 |
Q9 | NKT-R3海外販売品と JA/JB モデルの差は? →VFOの周波数ステップが 海外:6.25/12.5KHz と JA/JB:5/6.25KHzです。 日本のユーザーで5Kステップが無いのは致命的かと思われます。 海外のオークション販売品にはご注意ください。 |
Q10 | WIRESで使いたいのですがDTMF音(ピポパ音)は送出できますか? →本機のみでは送出できませんが、マイクからDTMF音を音声として乗せれば利用可能です。 |
バッテリーの脱着について | |
・本体を裏返しにします。 ・本体下部のロックレバーを "UNLOCK" 側にスライドさせます。 ・裏蓋を下方向にスライドさせます。 ・バッテリーを取付/外します。 ・ロックレバーを "LOCK" 側にスライドさせて完了。 |
LCDセグメント |
指定無線設備販売業者の告知義務による表示 |
指定無線設備の購入の皆様へ 1.指定無線設備を使用して無線局を開設するには無線局の免許が必要です。 指定無線設備とは、次の周波数の電波を送信に使用する無線設備をいいます。 ◇26.1MHzを超え28.0MHz未満又は889MHzを超え911MHz未満 (不法市民ラジオ又はパーソナル無線が多発する周波数) ◇144MHz以上146MHz以下又は430MHz以上440MHz以下 (不法アマチュア無線が多発する周波数) (中略:本機に合致しないため除外規定を削除) 2.無免許で無線局を開設した場合には電波法に定める刑罰に処せられます。 無線局の免許がないのに、無線局を開設した者は、電波法により 1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。(電波法第110条第1号) 3.免許を受けるには免許申請が必要です。 無線局の免許を受けるには、免許申請書を管轄の総合通信局に提出して、 免許の申請を行う事が必要です。 |
本機を430-440MHzの間でアマチュア無線機として利用する場合は |